南谷戸の大わらじとは

鎌倉時代、村人が小枝にわらじを吊るし、村の安泰と旅人の安全を祈願したのが、大わらじのルーツともいわれています。
現在のような大わらじが奉納される様になったのは大正初期。米作農家の副業として藁加工を奨励したことがきっかけとなり、若者たちが南谷戸の象徴として五穀豊穣や交通安全を願い製作したことから始まったとのことです。当時は長さ5mの大わらじを吊るしていたとのことですが現在は全長3.5m、幅1.5m、重さ約200kgのものを3年毎に作り替えています。
平成5年11月、横浜市地域有形民俗文化財に登録され、平成6年1月には、ハワイ・ホノルル美術館々長の要請により同形のものを寄贈しました。